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 一般社団法人            
   左京医師会

左京区で新規開業をお考えの先生方へHEADLINE

はじめに

 左京医師会は、地域住民の健康を守るために努力を惜しまない、熱意ある医師の開業を歓迎するとともに、介護保険サービスを含めた、地域医療連携を円滑かつ効率的に行うことを目指している医師会です。
左京医師会に入会することにより、「京都府医師会」、「日本医師会」の会員になることができます。「日本医師会」、「京都府医師会」だけに入会することはできません。

京都府医師会の入会案内http://www.kyoto.med.or.jp/member/admission/index.shtml  

日本医師会入会のご案内
http://www.med.or.jp/doctor/other/000227.html

各医師会に入会すると以下の特典、優遇が得られます。
・ 各医師会主催医学会への参加及び発表
・ 日本医師会認定各種認定資格(健康スポーツ医、産業医など)の取得・ 各種刊行物(日本医師会生涯教育シリーズ「心電図のABC」等)の  配布
・ 日本医師会医師賠償責任保険制度への加入
・ 「医師賠償責任保険」京都府医師会100万円保険への加入 
・ 日本医師会年金への加入
・ 日本医師・従業員国民年金基金への加入
・ 京都府医師国民健康保険組合への加入
・ 京都府医師会斡旋融資制度の利用

【左京医師会の役割】 

地域医療の主な事業としては、以下のものがあります。
左京医師会は、各医療機関で診療を行うほか、地域住民の健康を守り維持していくことを第一と考え、地域の保健・医療・福祉などの事業に積極的に協力しています。
(1) 小児の予防接種
(2) 学校保健 (保育所の嘱託医、小・中・高等学校の学校医)
(3) 基本健康診査(集団健診および個別健診)、各種がん検診
(4) 介護保険の認定審査
(5) 産業保健の支援
(6) 病院・施設見学会の実施
(7) 在宅医療協力医登録制度
(8) 行政主催の催しへの参加
(9) 保険診療に関わる講習会の開催
さらに行政のいろいろな審議会、委員会で提言しています。
左京医師会では医療機関相互の更なる連携を深めるように努めるのみならず、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所(ケア・マネージャー)、介護サービス事業所等との連携も積極的に行っており、医療・介護両面での包括的なネットワーク作りに取り組んでいます。これらは「左京方式」と呼ばれ、医療介護の連携モデルとして介護支援専門員の教科書にも取り上げられています。

【左京区地域の現状】

医療界を取り巻く環境は日に日に厳しさを増し、開業を考える場合も十分な下調べと準備が必要です。まず左京区地域における現状をお示しします。


【図1】都道府県(従業地)別にみた医療施設に従事する人口10万対医師数
図1

図1は厚労省発表のデータです。京都は人口10万人当たり、約270名の医師がいることになり、全国平均の201名と比較し、東京や徳島とならび医師が多い府県ということがわかります。それでは左京地区ではどうでしょうか?

 左京区には京都大学医学部付属病院があり、そこで働く医師は502名(平成17年度アニュアルレポートより)です。また左京医師会の会員は385名(平成18年11月現在)ですが、一般病院の勤務医も含まれています。会員医療機関数は230件前後で、この中には一般病院も含まれます。これ以外にも医師会に所属しない勤務医などを含めると、約1000名の医師が左京区で働いていることになります。


【表1】人口1000人当たりの医師数の内訳

表1

表1は人口1000人当たりの医師数の内訳を示しています。医師数の多い京都の中でも左京区は飛び抜けて医師数が多いことがわかります。これは京都大学医学部付属病院など規模の大きな病院の勤務医数の影響もありますが、開業医数だけを見ても京都府の約2倍となっています。

【表2】左京区で開業したある医療機関の1日平均受診者数の推移

表2

表2は左京区で平成10年6月に開業されたF先生の診療所での1日平均受診者数の推移です。各年の6月の数字をあげてあります。F先生の話によると、開業前の医療コンサルタントのデータでは、開業当初の予測受診者数は21名で、3年後には60名の受診者があるという予測だったそうです。F先生の奥様は別の病院の副院長をされておられ、F先生は家計の心配はしなくてもよかったそうですが、院長給与を極端に抑えても診療所の経営は大変苦しく、開業後6年目にやっと単年度収支が黒字になったとのことです。

 以上の状況をまとめますと、

(1) 京都府は全国でも有数の医師の多い府県であるが、左京区はその京都の中でも飛び抜けて医師が多い、医師過剰地域である。

(2)左京区近辺には京都大学医学部付属病院に加え、ほぼ同規模の京都府立医科大学付属病院もあり、大病院志向の強い患者は開業医に受診するよりも、大学病院などの基幹病院を好んで受診する傾向がある。

 

(3)競合する医療機関が隣接するなどの状況も珍しくなく、レセプト件数、診療人数ともに他地区のほぼ半分であるという現状で、開業医でありながら他の病院や介護施設へアルバイトに行っている医師も少なくない。

ということになります。特に注意すべきは、開業してはみたが、予想外に患者数が少なく、十分な運転資金が確保できていなければ、経営が軌道に乗る前に廃業に追い込まれるという事態も今後十分に考えられるという点です。医療コンサルタントのアドバイスも大事ですが、必ず自分で状況を確認する必要があります。

 まず左京区で開業を考えられた方は、最近開業された左京医師会会員のところへ現状をお聞きになってみてはいかがでしょうか。そして不測の事態に備えて十分な(資金)準備をしておくことが必要です。


【左京医師会に入会するには】

新規開業に伴う入会に際しては、少なくとも医療機関開設6ヶ月前までに当医師会にお問い合わせ頂き、必要な書類を提出して頂きます。(勤務医としての入会(B会員)は除きます。)

 提出して頂いた書類をもとに、審査、面談を行い、理事会で承認された時点で入会となります。標榜科目、診療時間等については原則として規制はありませんが、地域住民の誤解を招きやすい標榜科目や、左京医師会の活動(おおむね1:30pm〜4:30pm)に参加して頂くために支障のある診療時間等については、ご協力をお願いすることがあります。

【お問い合わせ】
一般社団法人 左京医師会事務局

〒606-0001
京都市左京区岩倉大鷺町422番地

京都市左京区宝ヶ池 国立京都国際会館内

TEL : 075-701-1500  FAX : 075-701-1751

一般社団法人 左京医師会

〒606-0001
京都市左京区宝ヶ池
国立京都国際会館内
(正式住所:〒606-0001
京都市左京区岩倉大鷺町422番地)

TEL 075-701-1500